モーリスラクロアのアイコンで後悔しない!失敗を防ぐ選び方
こんにちは。今回は、時計好きの間でもよく話題にのぼるあの時計についてお話ししますね。高級時計の購入を検討していると、モーリスラクロアのアイコンに関してダサいといったネガティブな評判や、ロイヤルオークのパクリではないかという噂を目にすることがあるかもしれません。
特に、ケース径が39mmか42mmかで迷っていたり、クォーツ式と自動巻きのどちらを選ぶべきか悩んでいたりすると、あとで傷つきやすいのでは、あるいは壊れやすいのではと不安になってしまいますよね。
モーリスラクロアのアイコンを購入して後悔してしまうのには、実はいくつかの明確な理由があるんです。でも安心してください。事前にしっかりと特徴や注意点を把握しておけば、あなたにとって最高の相棒になってくれますよ。この記事では、私が調べた情報をもとに、失敗しないための選び方や対処法を詳しくまとめてみました。
- 後悔しやすい失敗パターンと注意すべきデメリットの実態
- 自分の手首や使い方に合った正しいモデルサイズの選び方
- 目的や予算に応じたおすすめの解決策と他社モデルとの比較
- 購入後に損をしないためのメンテナンスや修理に関する裏事情
モーリスラクロアのアイコンで後悔する理由と失敗例
まずは、なぜ多くの人が購入後にモヤモヤとした思いを抱えてしまうのか、その根本的な原因を深掘りしていきましょう。デザインに一目惚れして勢いで買ってしまうと、あとから思わぬ落とし穴に気づくことも。ここでは、よくある失敗例やデメリットを整理して、あなたが同じ轍を踏まないように解説していきますね。
知名度の低さとステータス性の懸念

高級時計を買うときって、やっぱり「周りからどう見られるか」も少しは気になりますよね。せっかく高いお金を出すなら、ステータスを感じたいと思うのは当然のことです。でも、モーリスラクロアの創業は1975年。時計業界の中では歴史が約50年と比較的浅いんです。ロレックスやオメガのように100年以上の歴史を持つ超有名ブランドと比べてしまうと、どうしても一般層からの知名度は見劣りしてしまいます。
ここで問題になるのが、時計に対して高いステータス性や、周囲からの明確な承認を求めているケースです。「それ、どこの時計?」と聞かれたときに、相手がブランドを知らなくて微妙な空気が流れる……なんて経験をすると、急に冷めてしまうかも。また、アイコンは10万円から20万円台という「手の届きやすいラグジュアリー」がコンセプト。世間の「高級時計=超高額」というイメージからすると、少し安っぽく見られてしまうのでは、と勝手な誤解に悩まされる人もいます。
もちろん、時計好きからすればその技術力や仕上げの美しさは価格以上だとわかっているんですが、時計に詳しくない人からの心ない言葉で傷ついてしまうことも。周りの目を気にするタイプの方にとっては、この知名度と価格帯のギャップが、後悔の大きな種になってしまうんです。
ロイヤルオークのパクリという声
アイコンを語る上でどうしても避けられないのが、オーデマ・ピゲの超名作「ロイヤルオーク」に似ているという指摘です。ネットで検索すると、パクリじゃないかという厳しい声を見かけることもありますよね。たしかに、ワッフル模様(タペストリー)の文字盤や、ベゼルにある特徴的な爪、そしてケースと一体になったステンレス製ブレスレットなど、ジェラルド・ジェンタが作り上げたラグジュアリースポーツの王道デザインと共通する部分が多いのは事実です。
このデザインの類似性に後ろめたさを感じてしまうと、腕に着けていても心から楽しめず、後悔につながってしまいます。「ロイヤルオークが買えないから妥協したんでしょ?」なんて思われたらどうしよう、と不安になる気持ち、すごくよくわかります。
でも、冷静に考えてみてください。アイコンは単なる代用品ではありません。200m(20気圧)防水という、日常使いにはオーバースペックなほどのタフさを備えています(出典:モーリス・ラクロア公式『アイコン オートマティック仕様』)。しかも、このデザインは1990年代にモーリスラクロア自身が大ヒットさせた「カリプソ」というモデルの意匠を現代風にアレンジしたものなんです。ブランド独自のルーツをしっかり持っているので、堂々と身に着けていい時計なんですよ。
42mmのサイズ感がダサいという評価

時計選びで一番やってはいけない失敗、それは「自分の腕のサイズに合わない時計を買ってしまうこと」です。アイコンの代表的な自動巻きモデルはケース径が42mmあります。時計単体で見ると、彫りが深くてラグジュアリー感が漂い、本当にかっこいいんですよね。だからつい、ネットの画像だけを見てポチッとしてしまう人が多いんです。
しかし、日本人の平均的な手首回り(約16〜17cm)(出典:産業技術総合研究所『AIST人体寸法データベース』)の人がこの42mmを着けると、どうなるでしょうか。時計のラグ(バンドの付け根)が手首の幅からはみ出してしまい、まるで「時計に着られている」ようなアンバランスな状態になりがちです。これが、一部で「ダサい」と言われてしまう最大の原因なんですね。
特にアイコンは、ケースとブレスレットが一体型になっているため、数値以上にボリューム感があります。手首が細いのに大きな時計を着けると、時計だけが悪目立ちしてしまい、せっかくの高級感が台無しに。サイズが合っていないと装着感も悪くなり、どんどん着けるのが億劫になって、最終的に手放してしまう……という悲しいループに陥るケースが後を絶ちません。
並行輸入品の二重価格ペナルティ
「少しでも安く買いたい!」という気持ちは痛いほどわかります。ネット通販やディスカウントストアで並行輸入品を見つけると、正規店より数万円も安くて魅力的ですよね。でも、ちょっと待ってください。アイコンの場合、目先の安さだけで並行輸入品を選ぶと、数年後に強烈な後悔を味わうことになります。
実は、モーリスラクロアの日本の正規代理店(DKSHジャパンなど)は、厳しい「並行差別(二重価格システム)」を導入しています。正規販売店で買ってメンバーズクラブに入った時計なら、オーバーホール料金が優遇されます。しかし、並行輸入品や個人輸入品を持ち込むと、正規会員の約1.7〜2倍もの「一般価格」を請求されてしまうんです。
機械式時計は3〜5年ごとに必ずオーバーホールが必要になりますよね。例えば、自動巻きの3針モデルなら、正規会員が約2万円台後半で済むところ、並行品だと約4万5千円〜8万円近くかかることもあります。この差額が毎回発生するとなれば、購入時に浮いたお金なんてあっという間に吹き飛びます。結果的に正規店で買うより高くついてしまった……というのが、並行輸入品を買った人から最もよく聞く嘆きの声なんです。※金額はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
自動巻き機構の摩耗と故障リスク
時計は精密機械ですから、使い方次第で寿命が大きく変わります。アイコンの自動巻きモデルに搭載されているムーブメント(キャリバーML115)は、スイスのセリタ社製「SW200-1」をベースにしています。このムーブメント、精度も良くて信頼性は高いんですが、一つだけ厄介な弱点があるんです。
それは、手巻き機構を頻繁に使いすぎると「切替車」というパーツが激しく摩耗してしまうこと。自動巻き時計なのに、止まるのが嫌で毎朝リューズをカリカリとたくさん巻いていませんか?それを続けていると、ある日突然リューズを巻くときに「ジャリジャリ」という嫌な感触や異音がするようになります。最悪の場合、手で巻いているのに中のローターまで一緒にグルグル回ってしまう現象が起きます。
こうなると、オーバーホールと一緒に部品交換が必要になり、痛い出費に。実用性が高くてタフな外見をしているアイコンですが、中身の機械はとてもデリケート。この構造的な特性を知らずにガシガシ手巻きをしてしまい、故障させて後悔するユーザーが実は結構多いんです。機械式時計ならではの扱い方を知っておく必要がありますね。
ベゼル爪パーツの脱落と紛失
アイコンの顔とも言える、ベゼルに配置された6つの美しい爪パーツ。あれがあるからこそ、立体感と高級感が生まれるんですよね。でも、あの爪がどんな構造で付いているかご存知ですか?実は、ケースの裏側から非常に細くて小さなネジで固定されているだけなんです。
時計を日常的に着けていると、歩くときの振動や、机にコツンとぶつけたときの軽微な衝撃が積み重なります。その結果、知らないうちに固定ネジが緩んでいき、ある日気づいたら爪パーツが丸ごとポロリと取れて無くなっていた……という恐ろしい事故が多発しています。しかも、気づかないうちに落としているので、パーツを拾える確率はほぼゼロです。
さらに頭が痛いのは、このベゼル爪のような専用の外装部品は、街の時計修理店では手に入らないこと。紛失してしまったら、メーカーの正規カスタマーサービスに泣きつくしかありません。場合によってはコンプリートオーバーホールとセットでの高額修理を要求されることもあり、本当に手痛い出費になります。かっこいいデザインの裏には、こうした構造的なリスクが潜んでいるんです。
モーリスラクロアのアイコンで後悔しない正しい選び方
ここまで怖い話ばかりしてしまいましたが、アイコンが素晴らしい時計であることに変わりはありません。要は、自分のスタイルに合ったモデルを正しく選び、正しい扱い方を知っていればいいだけのこと。ここからは、購入前に絶対にチェックしておくべきポイントをわかりやすく解説していきますね。
手首の太さに合うケース径の選択

先ほど「42mmはダサく見えるリスクがある」とお話ししましたが、これを回避する方法は至ってシンプルです。自分の手首の太さにジャストフィットするサイズを選ぶこと、これに尽きます。モーリスラクロアはユーザーの声をしっかりと拾い上げており、現在ではケース径「39mm」のモデルを豊富にラインナップしています。
目安として、手首回りが16cm〜17cm前後の方なら、間違いなく39mmをおすすめします。39mmなら、シャツの袖口にもスッと収まりますし、時計が悪目立ちすることなく、上品なラグジュアリースポーツの雰囲気を存分に楽しめますよ。逆に、手首回りが18cm以上あるようながっしりとした体格の方であれば、42mmのボリューム感がバッチリ決まるはずです。
数値だけではブレスレットの硬さやラグの落ち具合はわかりません。後悔しないためには、面倒でも実店舗に足を運び、全身鏡の前で少し離れて自分の腕元を見てみることを強く推奨します。
鏡面仕上げ部分の傷つきやすさ
アイコンの美しい外装は、ヘアライン仕上げ(筋目)とポリッシュ仕上げ(鏡面)の絶妙なコントラストによって作られています。全体的なベースはヘアラインなので普段の小傷は目立ちにくいのですが、問題はキラキラと光るベゼルの爪パーツや、ケースの面取りされたエッジ部分です。
このベゼルの爪、実はサファイアクリスタルのガラス面よりも一段高く飛び出しているんです。つまり、時計を外して机の上に伏せて置いてしまうと、ガラスではなく爪の鏡面部分が直接机に当たってしまいます。ちょっと引きずっただけで、美しいポリッシュ仕上げにガッツリと擦り傷が入ってしまうんです。
また、バックルの裏側の稼働部や、裏蓋の周囲なども、構造上どうしてもパーツ同士が擦れ合って薄い傷が入りやすくなっています。時計は使えば傷がつくものですが、「絶対にピカピカのまま保ちたい!」という神経質な方にとっては、この傷つきやすさは少しストレスになるかも。取り扱いにはちょっとした優しさが必要ですね。
バネ棒着脱の正しい手順を守る
アイコンの大きな魅力の一つが、「イージーチェンジ(イージークリック)システム」です。専用の工具を一切使わずに、指先一つでメタルブレスレットから革ベルトへ、あっという間に着せ替えができる画期的な仕組みです。季節や気分に合わせてベルトを変えられるのは最高ですよね。
でも、この便利なシステムにも落とし穴が。着脱するときに無理な力をかけたり、斜めにこじったりすると、バネ棒の先端やロックの突起部が変形してしまうんです。メーカーのテストでは問題なしとされていても、ユーザーの取り付けが甘かったために、歩いている途中で突然ベルトが外れて時計が落下する……という冷や汗もののトラブルが報告されています。
これを防ぐためには、正しい手順を守ることが絶対条件です。まず、バネ棒の突起をつまみながら、先端をしっかりと縮めた状態でケースに押し込むこと。そして、指先で突起を外側(ケース穴の方向)へ確実に押し出して、カチッとロックされたかを確認すること。このひと手間を惜しまないだけで、落下の悲劇は防げます。
自動巻きとクォーツの質感の違い
アイコンを選ぶとき、もう一つの大きな悩みが「自動巻き(機械式)」にするか「クォーツ式(電池式)」にするか、です。価格は約2倍の開きがあり、クォーツなら10万円前後で買えてしまうため、予算重視でクォーツを選ぶ人も多いでしょう。でも、この2つは単に動力源が違うだけではありません。
自動巻きモデルは、文字盤のワッフル模様の凹凸や、ベゼル爪のエッジが深く立体的に作られており、ラグジュアリースポーツとしての圧倒的な高級感があります。一方でクォーツモデルは、価格を抑えていることもあり、文字盤が平坦でのっぺりとしており、シャープさに欠ける印象は否めません。
安さに惹かれてクォーツを買ったものの、あとから自動巻きの立体感ある実物を見て「やっぱりあっちにしておけばよかった……」と激しく後悔するケースが少なくないんです。「アイコンらしさ」である高級感や質感を求めるなら、少し背伸びをしてでも自動巻きを選ぶことをおすすめします。
リセールバリューを意識した選び方
時計は趣味のアイテムですが、いずれ買い替えるかもしれないと思うと、「売るときにいくらになるか(リセールバリュー)」は気になりますよね。資産価値という観点で見ると、モーリスラクロアはロレックスのようなプレミア価格はつきませんが、スイスの中堅ブランドとしては堅実な買取相場を維持しています。
もしリセールバリューを重視して後悔したくないなら、選ぶべきは「ケース径39mm」かつ「ブラック」または「ブルー」の文字盤の自動巻きモデルです。この組み合わせは、どんなファッションにも合わせやすく、日本人の腕に馴染むため、中古市場でも常に高い需要があります。買い手がすぐに見つかるため、買取店も高値をつけてくれやすいんです。
逆に、奇抜なカラーや、世界限定500本などの特殊なモデル(サマーエディションのターコイズなど)は要注意。発売直後は高く売れることもありますが、流行が過ぎたりコンディションが悪かったりすると、買取額が信じられないほど乱高下します。手堅くいくなら、やはり王道の定番カラーを選ぶのが正解ですね。
モーリスラクロアのアイコンの後悔を防ぐタイプ別対策
選び方のポイントがわかったところで、次は「あなたにとってベストな選択肢」をご提案します。時計に何を求めるかは人それぞれですよね。サイズ感、コスパ、維持費、リセールなど、重視するポイントに合わせて、絶対に後悔しないための具体的な商品やサービスをピックアップしました。
【細腕の人】39mm自動巻きなら後悔なし
手首回りが17cm未満で、「大きすぎる時計は浮いてしまってダサいから嫌だ」という方には、迷わず「アイコン 39mm オートマティック」をおすすめします。これを選んでおけば、サイズ感での後悔はまずありません。
- 日本人の細腕にジャストフィットし、悪目立ちしない上品なバランス
- 自動巻きならではの深いワッフル文字盤と立体的なベゼルによる圧倒的高級感
- ブルーやブラックを選べば、ビジネスからカジュアルまで万能に使える
- 中古市場でも一番人気が高く、手放す際のリセールバリューが安定している
- 重量が約164g〜175g(42mmブレス時と同等レベルの密度感)あり、手に持つとずっしりとした重みを感じる
- クォーツに比べると価格が約20万円と高価になる
自動巻きのメタルブレスはそれなりに重さがありますが、アイコンは低重心設計になっているため、腕に着けてしまえばフロントヘビーで疲れるようなことはありません。手首にピタッと吸い付くようなホールド感は、さすがの一言ですよ。
【コスパ重視】クォーツ式が最もおすすめ
「高級時計の雰囲気は楽しみたいけど、20万円は予算オーバー」「休日にしか着けないから、いちいち時刻合わせをするのが面倒」という実用主義・コスパ重視の方には、「アイコン クォーツ」が最も賢い選択です。
- 自動巻きの約半額(10万円前後)で手に入る圧倒的なコストパフォーマンス
- ケース厚がわずか9mmという極薄設計で、シャツの袖にも一切引っかからない
- 部品点数が少なく非常に軽量なため、長時間着けていても腕が疲れない
- 週末放置しても止まらず、海外出張などでの時刻修正も簡単
- 自動巻きに比べると文字盤がフラットで、立体感やラグジュアリー感がやや劣る
- 一部の3針モデルなどはイージーチェンジシステムに非対応(工具が必要)な場合がある
見た目のド迫力よりも、軽快な装着感や日々のストレスのなさを取るなら、クォーツモデルの使い勝手の良さは最高です。時計を「実用的なツール」として割り切れる方なら、絶対に後悔しないチョイスになりますよ。
【維持費節約】ウォッチホスピタル一択
もしあなたが、すでに並行輸入品のアイコンを買ってしまって、「数年後のオーバーホール料金(並行差別)が高すぎて絶望している……」という状況なら、解決策はあります。それは、確かな技術を持つ民間の時計修理専門店に依頼すること。中でも「ウォッチホスピタル」は非常に有力な選択肢です。
- 並行輸入品であってもペナルティ料金(並行差別)が一切発生しない
- 3針自動巻きのオーバーホールが約19,800円〜27,500円と、正規の半額近い料金
- 通常納期が約2〜3週間と、正規(1〜2ヶ月)に比べて圧倒的にスピーディー
- 基本1年間の動作保証が付帯するため、修理後も安心できる
- ベゼルの爪や専用リューズなど、独自の外装パーツは手に入らないため交換不可
- 外装部品の紛失や激しい破損がある場合は、結局正規店を頼るしかないリスクがある
内部のムーブメント(機械)のメンテナンスであれば、民間店でも全く問題ありません。ただ、外装パーツが壊れた時は対応できないので、普段からベゼルのネジの緩みなどには気を配るようにしてくださいね。※料金は目安です。最終的な判断や正確な見積もりは専門家(店舗)にご相談ください。
【高値売却】ピアゾの一括査定を選ぶべき

「アイコンを買ったけど、やっぱり自分のスタイルに合わなかった」「別の時計の資金にするために手放したい」という方。近所のリサイクルショップや大手の買取店にポンと持ち込んでしまうのは、ちょっと待ってください!足元を見られて安く買い叩かれ、後悔することになります。高値で売却したいなら、一括査定システムの「ピアゾ(PiAZO)」などを活用すべきです。
- 複数のプロのバイヤーが競り合うため、相場以上の買取額が引き出しやすい
- 店舗ごとの在庫状況や、最新の海外買取相場を反映した適正価格がわかる
- 自分で何店舗も回って価格交渉をする手間や精神的ストレスが省ける
- 査定から入金までに少し日数がかかる場合がある
- 外装の深い傷や、日差(時計の遅れ・進み)の劣化が激しいと、容赦なく減額される
モーリスラクロアのリセール価値は、コンディションに大きく左右されます。もし売ることを決めたなら、傷が増えたり内部の油が切れて精度が落ちる前に、つまり「ベストコンディションの状態」で早期に査定に出すのが、損をしないための最大の戦術ですよ。
【安さ重視】ティソPRXも有力な選択肢
ラグジュアリースポーツ(ラグスポ)の雰囲気を持つ時計が欲しいけど、やっぱりアイコンの10万円〜20万円という価格はネックだ……という方。無理をしてアイコンを買って経済的に後悔するくらいなら、同じスイスの老舗ブランド、ティソ(Tissot)の「PRX パワーマチック80」を強くおすすめします。
- 自動巻きモデルでも約9万円台という、驚異的なコストパフォーマンス
- パワーリザーブが80時間もあり、金曜に外しても月曜の朝まで動いている実用性の高さ
- ジェラルド・ジェンタ風の一体型ブレスレットデザインで、トレンド感は抜群
- ケース径40mmで、多くの日本人の腕に収まりやすい絶妙なサイズ感
- 防水性能が100m(アイコンは200m)と、やや劣る
- ベゼルに爪などの装飾がないため、アイコンほどのギラギラした立体感や高級感はない
PRXはシンプルでソリッドなデザインが魅力です。アイコンほどの派手さはありませんが、約9万円でこのスペックが手に入るのは異常なほどの企業努力です。「手軽にラグスポを楽しみたい」という目的であれば、PRXで十分に満たされるはずですよ。
モーリスラクロアのアイコン購入で後悔する前の注意点
さて、欲しいモデルの目星はつきましたか?いざ購入(または維持)する段階に入ったら、最後にあといくつか知っておいてほしいことがあります。買ってから「こんなはずじゃなかった」と思わないための、リアルな疑問や注意点をまとめました。
パワーリザーブ38時間は短いか
時計のスペック表を見たときに気になるのが「パワーリザーブ」の時間ですよね。アイコンの自動巻きモデル(ML115)のパワーリザーブは「38時間」です。最近の新しいムーブメントは70時間や80時間動くものが増えているため、現代の基準からすると正直なところ「短い」と言わざるを得ません。
これがどういうことかというと、金曜日の夜に仕事から帰って時計を外し、土日は別の時計を着けたりして放置した場合、月曜日の朝には確実に針が止まっているということです。忙しい月曜の朝に、いちいち時刻と日付を合わせ直すのは、想像以上にストレスを感じるかも。
「毎日必ず着ける」という人なら全く気にする必要はありませんが、休日用として使いたい人や、複数の時計をローテーションしたい人にとっては、使い勝手の悪さに直結します。もしこの面倒くささが嫌なら、使わない間も自動で巻いてくれる「ワインディングマシーン」の導入を検討するか、潔くクォーツモデルを選ぶのが吉ですね。
リューズ操作時の異音への対処法
先ほどの失敗例でも触れましたが、アイコンの自動巻きモデルは手巻き機構を多用すると「切替車」というパーツが摩耗しやすい特性があります。もし、リューズを巻いているときに「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」といった嫌な異音を感じたり、ローターが一緒に回るような重みを感じたら、それは故障のサインです。
こうなった場合、無理に巻き続けるのは絶対にやめてください!摩耗した金属粉がムーブメントのあちこちに散らばり、さらに重症化して修理費が跳ね上がる原因になります。異音を感じたら、まずは手巻きをストップ。軽く時計を振ってローターを回し、少しだけ動力を蓄えてから腕に着ける(着用時の自然な振りで巻く)ようにしてしのいでください。
そして、できるだけ早くオーバーホールに出すこと。切替車の摩耗は自然治癒することはありません。機械式時計を長く愛用するためには、「手巻きは時計が完全に止まっている時に、動き出すまでの数回程度にとどめる」という優しい扱いを心がけてくださいね。
中古市場での買取相場と価格推移
リセールについてお話ししましたが、実際の買取相場がどれくらいなのか、リアルな数字を知っておくと安心ですよね。状態やトレンドによって変動しますが、近年の主要な中古買取査定の目安をご紹介します。
| モデル・仕様 | コンディション | 買取査定目安 |
|---|---|---|
| 39mm 自動巻き (黒/青等) | 未使用品・極美品 | 約90,000円〜100,000円 |
| 42mm 自動巻き (青/緑等) | 未使用品・極美品 | 約100,000円〜110,000円 |
| 39mm 自動巻き (ブルー) | Bランク (使用傷あり) | 約80,000円〜95,000円 |
| サマーエディション (ターコイズ限定) | 未使用品 | 約100,000円〜200,000円 |
| アイコン クォーツ (ブロンズ仕様等) | Bランク | 約85,000円前後 |
※上記の表はあくまで一般的な目安です。相場は常に変動するため、最終的な価格は査定時に必ずご確認ください。
定番のブルーやブラックの自動巻きは、傷があっても比較的安定した価格が付きます。限定モデルのターコイズなどは、未使用であれば高騰することもありますが、使用感があるとガクッと下がる傾向があります。資産価値をキープしたいなら、やはり定番色を綺麗に使うのが一番安全なルートかなと思います。
正規カスタマーサービスの利用価値
並行差別が怖くて、民間修理店をおすすめしましたが、だからといって正規カスタマーサービス(DKSHジャパン等)がダメなわけでは決してありません。むしろ、高いお金(ペナルティ料金)を払ってでも正規に依頼すべき価値はしっかりと存在します。
最大の強みは、なんといっても「100%純正の外装部品が確実に手に入ること」です。万が一ベゼルの爪を紛失してしまったり、専用のリューズをぶつけて曲げてしまったりした場合、これを元通りに直せるのは世界中でメーカーの正規サービスだけです。民間店では部品が入手できず、修理不能で突き返されてしまいます。
また、正規でのオーバーホール完了後には、2年間の長期保証が付いてきます。修理のクオリティや安心感という点では、やはりメーカーに勝るものはありません。「何があっても確実なメンテナンスを受けたい」「手厚い保証が欲しい」という方は、最初から正規店で会員価格で買い、正規メンテナンスを受け続けるのが、精神衛生上最も後悔しない選択と言えるでしょう。
モーリスラクロアのアイコンで後悔を防ぐ総まとめ
いかがでしたでしょうか。色々と厳しい面もお伝えしましたが、総合的に見て、モーリスラクロアのアイコンは約20万円という価格帯では奇跡的とも言える完成度を誇る傑作モデルです。外装の質感、高い防水性能、そして便利なイージーチェンジシステム。普通に使っていて後悔したという人は、実はごく少数派なんです。
後悔という不利益を被るのは、事前のリサーチを怠ってしまった場合だけ。細腕なのに試着せずに42mmを選んでしまったり、目先の安さで並行輸入品を買って維持費に苦しんだり、機械式時計の特性を知らずに手巻きを多用して壊してしまったり……。
でも、この記事を最後まで読んでくれたあなたなら、もう大丈夫ですよね。自分の手首サイズ(39mmか42mmか)、経済的なメンテナンス計画(正規か並行か、自動巻きかクォーツか)、そして日常の正しい取り扱い方法。これらをしっかりと整理して、あなたにとって最高のアイコンを手に入れてください。素晴らしい時計ライフが待っているはずですよ!
